2007年1月3日(水)倣うべきただ一つの点

明けましておめでとうございます。湘南恩寵教会の鈴木牧雄です。今年もよろしくお願い致します。新しい年も聖書の言葉に耳を傾けましょう。フィリピの信徒への手紙3章17節です。

「兄弟たち、皆一緒にわたしに倣う者となりなさい。また、あなたがたと同じように、わたしたちを模範として歩んでいる人々に目を向けなさい。」

キリスト教は、信仰の篤い薄いをあまり問題にしない宗教です。たとえ薄く小さくても本当の信仰ならば救われるからですが、ところで、本当の信仰とはどういう信仰なのでしょうか。
使徒パウロは、「わたしに倣う者となりなさい」「わたしを模範として歩みなさい」と語っています。自分のような立派な信仰者になりなさいと言っているように聞こえますが、そうではありません。パウロが倣ってほしいのは、突き詰めるならばただ一点、イエス・キリストの十字架を心から信じる信仰です。
世の中には立派な教えや模範的な行いがたくさんあり、私たちもよく学んで倣うべきです。しかし、確かな罪の赦しと救いを示しているのは聖書だけです。聖書は「私たちの罪の赦しの唯一の根拠はキリストの十字架の愛である。だからキリストの十字架を信じて罪から救われてほしい」と語っています。パウロが倣ってほしかったのも、ただ一つ、パウロ自身罪から救われた、このキリストの十字架の救いを信じる信仰だったのです。

新しい年に入りました。今年は、自分自身の罪の赦しとキリストの十字架の救いに焦点を当てて聖書に取り組んではいかがでしょうか。そうすれば、パウロのように、必ず罪からの救いを手にすることができるはずです。