2007年2月21日(水)責任を果たす力

お元気ですか。新座志木教会の弓矢健児です。

わたしたちが人生を生きるということは、ある意味で、責任を果たして生きるということです。人間は神様によって創造されたのですから、まずは神様に対して大切な責任があります。また、人間は決して一人で生きているのではありません。他者との関係の中で共に生かされているのです。そうである以上、隣人に対しての責任もあります。

わたしたちは学校や職場、家庭や地域の中でそれぞれが大切な責任を与えられています。もちろん、時にはその責任を負担に感じたり、その責任が大きければ大きいほど、不安や恐れを感じたりすることもあります。そこから逃げ出したいと思うこともあるでしょう。しかし、責任が与えられているということは、逆に言うならば、それだけ、あなたが信頼されているということです。神様もわたしたちを信頼してくださっているからこそ、責任を与えてくださっているのです。

イスラエルの民をエジプトの奴隷から救い出しなさい、という責任を与えられたモーセは、その責任の大きさに恐れを抱き、最初はそれを拒みました。しかし、神様はそんなモーセに対して、出エジプト記3章12節で「わたしは必ずあなたと共にいる。」と言って、神様が共にいて、その責任を果たす力を与えてくださることを約束なさいました。

神様は責任を与えるだけでなく、その責任を果たすことのできる力をも、あなたに与えてくださいます。