2007年2月27日(火)人を変える神の愛

今日もお元気にお過ごしですか。持田浩次です。

キリスト教会の初期に、教会を迫害してきた人の中に、サウロという人がいました。彼は熱心に旧約聖書の律法を守り、遠く外国まで出かけていって、クリスチャンを捕まえては、牢屋に入れていました。そうすることが、神様に喜ばれることだと考えていたからです。
そのようにキリスト教会を迫害していたサウロを、復活して今も生きておられるイエス様は、天からあらわれて、突然、天からの光が彼を照らしました。
サウロは地に倒れ、「サウロ、サウロ、なぜ、わたしを迫害するのか」と呼びかける声を聞きました。サウロが「主よ、あなたはどなたですか」と尋ねると「わたしは、あなたが迫害しているイエスである。」とイエス様は言われました。

キリストに愛されたサウロは、名前を「小さな者」という意味の「パウロ」に変えました。キリスト教会を迫害していた立場から、キリストのために迫害される立場になりました。外国まで出かけていって、クリスチャンを捕まえていたサウロは、外国までイエス・キリストを伝える伝道者パウロになりました。

イエス・キリストの愛は、迫害する人さえ愛して、その人を祝福する愛です。イエス・キリストに愛されると、その愛で他の人を愛するように変えられます。パウロは、次のように言っています。
「高い所にいるものも、低い所にいるものも、他のどんな被造物も、わたしたちの主キリスト・イエスによって示された神の愛から、わたしたちを引き離すことはできないのです。」 ローマの信徒への手紙8章39節