2007年3月20日(火)救いに至る道

ご機嫌いかがですか。勝田台教会の安田恵嗣です。

私たちにとって本当の光となるために,主イエス・キリストは来てくださいました。そこに私たちの救いに至る道を鮮やかに示してくださいました。

私は、ずいぶん昔ですが夏目漱石の小説を読んだことがあります。人の醜さをあらわにすることに心が痛みながら『それから』という小説を読んだ思い出があります。人の醜さはよく分かるのですが、そこからの救いの道が示されていないのです。この印象は、私の読み方がもしかすると浅いのかもしれません。

しかし、主イエス・キリストは、まことの光としてきてくださることによって、私たちの暗闇である罪をあらわにします。ところが、そこでおわりではなくて、その暗闇が光に覆われる経験をすることができるのです。主イエス・キリストが罪なきお方であるにもかかわらず、私たちを真実に愛するがゆえに、私たちの諸々の罪を背負って十字架についてくださいました。その十字架において、「父よ、彼らをお赦しください。彼らは何をしているのか分からないのです」と言われました。無知からしていることですから、この罪を彼らに負わせないでくださいと祈られました。主イエスご自身がご自身の命すべてをかけて私たちに救いの道を備えてくださいました。

愛する皆さん、どうぞ、自らの罪を悔い改めて、主イエス・キリストの方に向きを変えていただきたいのです。「悔い改めよ。天の国は近づいた」と主イエス・キリストが語っておられるからです。