2007年3月23日(金)あなたを輝かすもの

ご機嫌いかがですか。勝田台教会の安田恵嗣です。

主イエスは、マルコによる福音書4章から神の国、つまり、神のご支配について語られておられます。主イエスは、神のご支配をもたらすために激しく働かれました。ご自分がもたらそうとしています神の国とは、どういうものかを明らかにするために、「ともし火の譬え」をお語りになりました。神の国が近づいて来るということは、暗闇の中でともし火が近づいてくるようなものであることを明らかにしておられるのです。光の方から近づいてきます。まさに暗闇に光が射し込んでくるのです。

この暗闇は、ただ私たちにとりまして停電したことによる暗闇だけではなく、人生の暗闇といいますか、死についての暗い思いをも表していると言っていいのではないでしょうか。私たちはこの人生を歩んでいる中で、いつも思わされますことは、死を引きずって生きているということであります。それに耐えて生きているのです。

このともし火とは、何でしょうか。それは、主イエス・キリストご自身のことであります。イエスさまは、光としてのご自分の到来を語っておられます。

主イエスは、「ともし火を持って来るのは、升の下や寝台の下に置くためだろうか」と言われました。升の下に置くということは火を消すことです。寝台の下に置いたのでは役に立ちません。主は明るい光として来てくださいました。その光を消さないでほしいと言われました。主イエスは、また言われました。「隠れているもので、あらわにならないものはなく、秘められたもので、公にならないものはない」。主の真理の光は、隠されて消えてしまうようなものではなく、必ず、輝き出るのであります。