2007年4月13日(金)旧約から新約へ

いかがお過ごしですか。新所沢教会の長石です。

聖書が旧約と新約に分かれていることはご存知でしょう。救い主イエス・キリストの誕生から十字架、復活、昇天によって、神が約束された救いのご計画が実現し、さらに世の終りの完成に向かう新しい約束の時代に入ったので、旧約に対して新約と呼ばれているのです。

ですから、昔から一貫して与えられた神の救いのご計画の実現が、イエス・キリストの誕生によって始まり、さらにその約束が、終末の完成に向けて更新され、より確かなものとされたわけです。ということは私たちは旧約の時代よりも、もっと信仰の確信が与えられる有利な時代に生きているのです。そして神の約束が確かなものであることを、旧約聖書と新約聖書の構造を通して知らされているのです。これはとても幸せなことです。

ヘブライ人への手紙11章1節にはこうあります。

「信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。昔の人たちは、この信仰のゆえに神に認められました。」

ここで言われる「昔の人たち」とは、旧約の時代に生きる信仰者のことです。彼らは、私たちよりももっと、約束の実現には遠い時代に生きていたのに、遥かに約束を望み見て信仰に生きました。こういう励ましを、私たちは新約聖書から与えられているのです。