2007年6月13日(水)御心が行なわれますように

お元気ですか。ラジオ牧師の山下正雄です。
イエス・キリストはおっしゃいました。

「御心が行なわれますように、天におけるように地の上にも」

これはイエス・キリストが弟子たちに教えてくださった「主の祈り」と呼ばれる祈りの中に出てくる言葉です。この主の祈りの第三の願いは「神のお心がこの地上でもなりますように」という祈りです。
では、そう祈らなければ、この世の中は神のお心とは違ったことばかりになってしまうということなのでしょうか。必ずしもそうではないでしょう。しかし、どうせ祈らなくても神の御心しか行なわれないというのでもありません。
この祈りはわたしたちの態度や考え方そのものに変革を迫るものです。
第一に、この祈りは何が神の御心であるのかということを絶えずわたしたちに考えさせます。「御心がなりますように」と唱えながら、実は自分中心の願望を神に押し付けてはいないかを反省させられます。
第二に、このわたしを通して神の御心が実現することを真剣に考えさせます。「御心がなりますように」という祈りは、棚からぼた餅が落ちてくるのを待つ祈りではありません。このわたしを神の御心を実現する器としてくださいという祈りでもあるのです。

きょうのみ言葉・・・「御心が行なわれますように、天におけるように地の上にも」
マタイによる福音書6章10節