2007年7月13日(金)みこころの天になるごとく

いかがお過ごしでしょうか。東京教会の今井献です。

イエス・キリストを救い主と信じた者には、神の平和が訪れます。この平和とは永遠の命のことであり、イエス・キリストを信じて神の御心に従うことにより、日毎の生活の中にあらわれてきます。

イエス・キリストは、教会に主の祈りという祈りの模範を与えておられます。この祈りの一節には「みこころの天になるごとく、地にもなさせたまえ」とあります。
この言葉は天上と地上をつなぐ祈りです。天で神のみこころが実現しているように、この地上においてもみこころを実現させてくださいという祈りであるからです。
しかも、わたしたちの役割について祈るものです。「地にもなさせたまえ」とは、神様がみこころを地上で行ってくださいという祈りではありません。わたしたちがみこころに従うことで、わたしたちによってこの地上でみこころを実現させてください、という意味です。
救い主イエス・キリストを通して、神の平和が私たちに与えられています。それゆえ、この祈りは、わたしたちによって、天上のように、この地上においても神の平和を実現させてくださいという祈りにもなります。

わたしたちは、自分自身が敵意と憎しみを捨て、神の平和を実現できるように努めましょう。そのためには、聖書を読み、礼拝で平和の福音に耳を傾け、神を讃美することが何より大切です。
そうでないと、自分を愛するように隣人を愛するという、基本的な姿勢でさえ、保つことができません。平和のために努力したい方は、どうか神との平和を求めてください。