2007年7月23日(月)御前に心を注ぎ出せ

はじめまして。秩父教会牧師の岡本告です。今回から、聖書をご一緒に学べることを神様に感謝いたします。

さて、今週はお祈りについてお話したいと思います。私は何も悩みがありませんという人はいません。誰でも何かしら思い煩うことがあるものだと思います。しかし人に話せる事ばかりではありませんし、親しい家族であっても必ずしも私達の言うことを理解してくれるわけではないのが現実です。そういう時、私達は人間は孤独だと感じます。でも、人生は一人で生きるにはあまりにもたいへんです。聖書は、そんな逃れ場のない私達を受けとめてくださるお方がいると語りかけています。

旧約聖書の詩編62篇9節、「民よ、どのような時にも神に信頼し 御前に心を注ぎ出せ。 神はわたしたちの避けどころ。」

神様には包み隠さず、私達の悩みや思いを打ち明けてよいということです。思い煩いで心がいっぱいになって、どうしようもないように感じる時があるでしょう。不安が心を占めて、夜眠ることが出来ない人も少なくありません。そんな時、格好つけずありのままの私達の思いを注ぎ出すことができるお方がいるのは、何てありがたいことなんでしょうか。「神様が何とかしてくださる。」信頼して委ねるところに、このような平安な思いが与えられます。まさに神様こそ、わたしたちの避けどころです。神様にお祈りすることは、私達が人生を生き抜くために本当に必要なことなんですね。