2007年7月24日(火)あなたがたの父は

いかがお過ごしですか。秩父教会の岡本告です。今日も聖書からお祈りについて学びましょう。
ある時、イエス様はお祈りについて教える中で、こうおっしゃいました。

マタイによる福音書6章8節、「あなたがたの父は、願う前から、あなたがたに必要なものをご存じなのだ。」

これは、「だから、お祈りをする必要はないんだよ」という意味でおっしゃったのではありません。イエス様がおっしゃっているのはこういう風なことです。「神様はちゃんとあなたたちに関心を持っておられるんだから、何とか神様の気を引こうとしなくたって大丈夫。何も分かっていらっしゃらないかのように、願い事を羅列しなくたって平気だよ。神様はあなたがたの天のお父さんなんだから、ただ神様を信頼して願いを申し上げなさい。」

イエス様は神様を私達の天のお父様であるとご紹介くださいました。お祈りをする神様が、私達にとってどんなお方なのか分かっていることは大事ですね。私達に無関心で、言うことに耳を傾けてくれないような神様だったら、安らかな気持ちで祈るなんてとてもできないですね。でも、神様は御自分の側から私達に関心を寄せていてくださるのです。本当に必要なものを子供以上に知っている父親が、その子を大事に思って、一番よいことをしてあげたいと心から願うようにです。こういう神様にお祈りするのは、とても幸せなことですね。