2007年9月3日(月)つまずきは避けられない

お元気ですか。新座志木教会の弓矢健児です。

学校や職場、地域などで、人から思いもよらないことを言われて、心が傷つき、人間関係につまずいてしまうことがあります。これは本当に辛いことですね。つまずきは無い方が良いに決まっています。しかし、イエスはルカ福音書17章1節で、弟子たちに対して「つまずきはさけられない」とおっしゃいました。イエスは、わたしたち人間の世界には、それがたとえクリスチャン同士の関係であったとしても、そこにはつまずきがあるという現実を教えておられるのです。

もちろん、わたしたちは決して悪意から、「相手をつまずかせてやろう」と思って、つまずかせるのではありません。しかし、そんなつもりは無かったのに、結果的に自分の言ったことや、行ったことが相手を傷つけ、つまずかせてしまうことがあります。それどころか、正しいと思ってしたこと、善意から言ったことでも、相手のつまずきとなってしまうことだってあります。だからこそイエスも弟子たちに「あなたがたも気をつけなさい」とおっしゃったのです。そして、イエスは互いに罪を赦し合うことの大切さを教えられたのです。

わたしたちは人につまずいたり、また逆に人をつまずかせてしまう罪人です。そのことを忘れずに、どんな時も謙虚に赦し合う者でありたいと思います。