2007年11月13日(火)飼い葉桶に寝かせた

いかがお過ごしですか。秩父教会の岡本 告です。

ある時、車で妻を産婦人科に連れて行った時のことです。待合室に妊婦さんが読む雑誌が置いてありました。何気なくパラパラとめくっていると、出産前に赤ちゃん用タンス一杯にお洋服を準備しているお母さんの誇らしげな笑顔が載っておりました。現代の赤ちゃんには、生まれた時から、安全で、快適なベイビーライフが約束されております。まさに王子様、王女様待遇です。行過ぎなければ、これは赤ちゃんの生存に不可欠で、ふさわしいことと言えます。

しかしそれと比べて、イエス様が生まれた馬小屋は何て不潔な場所だったことでしょうか。生まれたばかりのイエス様が置かれた飼い葉桶は何て不快なベッドだったことでしょうか。
ルカによる福音書2章6、7節にこう書かれております。「ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。」
宿屋には彼らの泊まる場所がなかったため、やむをえなかったとは言え、こんな所で出産し、自分の赤ちゃんを飼い葉桶に寝かすことは、お母さんのマリア自身もつらかったでしょう。しかし神様の御子イエス様が、このような貧しく疎外された場所で生まれることは神様の御計画でした。それによって、この罪と悲惨の世界のどこに生きる人々にとっても、どんな人達にも、イエス様は救い主であることが示されたのです。あなたもイエス様を心に迎え入れてみませんか。