2007年12月3日(月)寛大な人は祝福を受ける

いかがおすごしですか。三川栄二です。
先日、相田みつを美術館に行ってきて、こんな言葉が心に残りました。「奪い合えば足りないが、分かち合えば満ち足りる。」

わたしの妻は、自分が何かをもらうよりも、人に何かをあげるのが好きで、いつもなにかしら作っては人にあげています。誰かの家に呼ばれると、手作りのお菓子を用意する。記念日だというと花束を作ってあげる、といった具合です。しかもそれをとても楽しそうにするのです。
彼女と比べると自分はつくづくけちな人間だと思わされます。わたしはもらう方が好きですが、人にあげるなんてもったいないと考えてしまいます。けれどもたとえわずかなものでも、それを一人占めするよりは、人と分かち合った方が、逆に豊かになることを教えられました。
人にあげることは、自分の取り分が減ってしまうことになりますが、それによって相手が喜び、相手が満たされることで、実はこちらも心が満たされるようになります。一人占めするよりも、分かち合うほうが、豊かにされていくのです。

聖書の中に、「寛大な人は祝福を受ける。自分のパンをさいて弱い人に与えるから」という言葉があります。わたしたちも、奪い合うことで心がやせ細り、一人占めすることで、ますます貧しくなっていくのではなくて、分かち合うことでますます互いが豊かにされていくことを、求めていきたいと思います。
「寛大な人は祝福を受ける」、今日がそんな一日でありたいと思います。