2008年3月3日(月)祈りのある人生

いかがお過ごしでしょうか。湘南恩寵教会の鈴木牧雄です。今日も最初に、聖書の言葉に耳を傾けようと思います。マタイによる福音書6章8節からです。

「あなたがたの父は、願う前から、あなたがたに必要なものをご存じなのだ。だから、こう祈りなさい。『天におられるわたしたちの父よ、・・・」

「天にまします我らの父よ」で始まる主の祈りは、イエス・キリストが弟子たちにお教えくださった祈りの模範です。ところで、キリスト教の祈りには、どのような特徴があるのでしょうか。
キリスト教の祈りは、「ご健康を祈ります」というような私たち自身の願いの表明や、拝む神々のことをよく知らずにかなえてほしい願いを一方的に語る祈願とは違います。真の神を自分の天の父と信頼し、正直に語り合う対話、これがキリスト教の祈りです。

天の父なる神は、私たちの自分勝手な願いは聞いてくださいません。逆に、ライオンの親が子どもを崖から突き落とすように、試練をお与えくださることもあります。しかし、天の父は、信じる者をいつもご自分の子どもとして愛し、最も良いものを必ずお与えくださいます。そのことに信頼して心の思いをありのままにぶつけ、天の父と正直に対話するのが、主イエスのお教えくださった祈りです。
ですから、この本当の祈りを知っている人は、決して孤独になることはありません。祈りのある人生を送りましょう。