2008年3月12日(水)救いの計画

いかがお過ごしでしょうか。東京教会の今井献です。
ルカによる福音書第2章にあるイエス・キリストの誕生物語は次のように始まっています。

「そのころ、皇帝アウグストゥスから全領土の住民に、登録をせよとの勅令が出た。人々は皆、登録するためにおのおの自分の町へ旅立った。ヨセフもダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。身ごもっていた、いいなずけのマリアと一緒に登録するためである。ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた」。

ローマの皇帝には、皇帝の考えがあって、各々の出身地にかえって人口登録をせよとの命令を出したはずです。けれどもその命令によって、救い主はベツレヘムで誕生するという神のご計画が実現しました。
イエス・キリストを神が遣わした救い主と信じる者は、この誕生物語をとおして、人の決定を越える神の決定があることを確信します。

会社に行けば上司がいて、こき使われている。日本の国を見れば、その地位にあるものが勝手気ままに振る舞って、大切な年金もどうなるか分からない。たとえ、これが目に映る現実の姿であっても、キリスト者は、目に見えることがすべてではなく、わたしの人生には目に見えない神が共にいてくださる事、神のご計画があることを決して疑いません。そのご計画は、弱い者、貧しい者である罪人に永遠の命を与える神の救いのご計画です。
神のご計画に信頼して生きることは、キリストの特権です。どうか、キリストを信じてこの特権を得てください。