2008年3月20日(木)主の山には備えあり

いかがお過ごしですか。新所沢教会の長石です。

「主の山には備えあり」という有名な聖書の言葉があります。これは旧約聖書のアブラハムという信仰者に与えられた教訓で、「神様に信頼して従う者に、神様は必要なすべてのものを備えてくださるから、決して行き詰ることはない」という意味です。

私たちも人生を生きる上で、この事実を覚えることはとても大切です。人生には常に困難という壁があって行く手を阻みます。八方ふさがりの中、行き詰まってしまうことが多くあります。そんな時、「主の山には備えあり」という言葉を思い出してください。それはちょうど迷路のパズルを解くようなものです。
迷路で行き詰ったとき、あなたはどうしますか?おそらく出口から逆に辿っていって、迷い込んでいるところに行き着くように、逆から考えてみるでしょう。そのように自分の置かれた状況の中だけで解決を求めるのではなく、出口から全体を見る見方、目的地から現在の状況を見出す見方は大切です。神様を信じる信仰は、そういう見方を私たちに与えてくれます。但し神様は、出口や目的地たけにおられるのではありません。神様は人生という迷路の作者だからです。

神様を信じ神様に信頼して生きるとき、「主の山には備えあり」ということが、文字通り私たちの人生の中にも起こるのです。