2008年3月27日(木)生きている者の神

いかがお過ごしですか。秩父教会の岡本 告です。
今日も最初に聖書の御言葉をお読みいたします。マタイによる福音書22章31-32節です。

「死者の復活については、神があなたたちに言われた言葉を読んだことがないのか。『わたしはアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である』とあるではないか。神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神なのだ。」

これはイエス様がサドカイ派という復活を否定する者達におっしゃった御言葉です。恥ずかしながら、わたしは最初この御言葉を読んだ時、神様は今生きている人だけの神様であるのかと思ってしまいました。

しかしイエス様が教えられたのは、それとは正反対のことでした。神様は今も、ずっと昔の信仰者であるアブラハム、イサク、ヤコブの神様とおっしゃったのです。それは命の源である神様を信じ、交流をもっている者の存在が、神様の御前でなくなってしまうことはありえないからです。彼らは確かに死んで墓に葬られたけれども、彼らの霊は今も天の神様の御前で生きているのだとイエス様は教えられました。この教えを聞いた群衆は驚きました。まさに驚天動地の教えだからです。そしてイエス様はこれを「死者の復活について」お語りになる中で教えられました。聖書は、人は霊と身体から成っていると教えております。ですから、もし信仰者の霊が神様の御前に生きているなら、やがてその身体はよみがえり、再び霊と結び合わされて、永遠の神の国で生きるようになるのは当然のことなのです。