2008年4月22日(火)ただ一つの希望

ごきげんいかがですか。羽生栄光教会の村田寿和です。
現在の日本社会は希望がもてない社会であると言われます。その原因はさまざまでしょうが、聖書はまことの神さまを知らないことが根本的な原因であると教えています。
聖書には、次のような言葉があります。

「あなたがたは以前には(中略)この世で希望を持たず、神を知らずに生きてきました。」(エフェソ2:11-12)。

ここにはっきりと神を知らないものには希望がないと記されています。
この世は富がありさえすれば、地位や名誉がありさえすれば、そこに希望を見いだせるように教えますけども、聖書ははっきりと神を知らない者には希望がないと語るのです。そのことは、自分もやがて死を迎えることを考えるならば、すぐ分かります。死の力を前にして、富や地位や名誉が何になりましょうか。
死の力を前にしても、わたしにはなお希望があると言わしめるものがあるでしょうか。もしあるとすれば、それが本当の希望なのです。そして、その希望こそ、死から三日目によみがえられたイエス・キリストなのです。

もし、死んだらすべてが無に帰するなら、生きていることに何の意味があるでしょうか。それこそ、すべては空しいのです。また、もし別人に生まれ変わるとしたらそれがこのわたしと何の関わりがありましょうか。生まれ変わるのは、もはやわたしと関係のない別人なのですから。
けれども、イエス・キリストを信じるとき、他でもないこのわたしが、朽ちることのない栄光の体によみがえるのです。そして、それこそ、私たち人間に与えられたただ一つの希望なのです。