2008年4月24日(木)忍耐をささえるもの

ごきげんいかがですか。羽生栄光教会の村田寿和です。
ことわざに、「石の上にも三年」ということわざがあります。辛抱すれば必ず成功するという意味です。しかし、現実には、このことわざ通りにならないことが多いのではないでしょうか。
その一つの要因は、必ず成功することに疑いが生じて、辛抱することができなくなるということです。しかしそのことは逆に、必ず成功すると信じることができるならば、さまざまなことに辛抱できることを教えています。
このように、必ず成功するという希望は、辛抱することの支えとなっているわけです。

聖書もしばしば忍耐することを教えています。
主イエスは世の終わりについて教えられましたがそこで弟子たちにこう言われました。

「わたしの名のために、あなたがたはすべての人に憎まれる。しかし、あなたがたの髪の毛一本も決してなくならない。忍耐によってあなたがたは命をかち取りなさい。」

ここで主イエスは、ご自分の名のための迫害を忍耐し、命をかち取るようにと言われました。ここでの命は、この地上を越えた、神と共に生きる永遠の命のことです。永遠の命という希望に支えられて、イエス・キリストへの信仰にとどまり続けることがここで命じられているのです。
イエス・キリストにある希望は、この地上の生活において忍耐する力を与えてくれます。わたしたちは、イエス・キリストが栄光の主として、天から再び来てくださるという約束の実現を信じ、いかなるときも忍耐することができるのです。