2008年7月1日(火)主イエスを信じるとき

いかがお過ごしですか。新所沢教会の長石です。
主イエスを信じるとき、私たちの人生に何が起こるのでしょうか。それは信じるという心の中の変化よりも前に、神の前における立場、身分に変化が起こっているのです。つまり神の子である主イエスの立場、身分がそのまま私たちのものとなるということです。それは信仰生活の中で、徐々に気付かされていくものです。

パウロという伝道者が、迫害にあってフィリピの町で牢獄に入れられたとき、大地震が起こりました。その時囚人が皆逃げてしまったと思った看守が、責任をとって自害しようとしたときにパウロは語りました。「主イエスを信じなさい。そうすればあなたも、家族も救われます。」 

このとき看守は、どんな理解をもって主イエスを信じたのでしょうか。とっさの事で、聖書を学ぶといった余裕はなかった筈です。しかし彼は主イエスを信じ、その日のうちに家族とともに洗礼を受けました。ここには信仰の本質と、信仰生活の実際がよく示されています。イエスを信じるなら、まずその人が救われ、その人が救われると家族も救われるということです。つまり物事には順序があるように、まず私自身が信じなければ、家族も救われていかないのです。私たちの社会的立場は様々ですが、神がくださる神の子としての身分と特権は、まずあなたがイエスを信じるその信仰から始まるのです。