2008年7月2日(水)人と人とを結ぶもの

いかがお過ごしですか。新所沢教会の長石です。
神のことばが語られるとき、そこに人が集まり、人が集まるところ、お金が集まるということは、歴史が証明するキリスト教の事実です。教会も社会的な組織を形成している以上、人やお金という観点から、概要を捉えることは健全です。しかしそこには秩序があります。神のことばが語られるところに人が集まり、人が集まるところに、神への献金がささげられるのです。

世界に福音が広がって行った初代教会時代には、神のことばと、人と、お金の三つがよく機能していました。使徒言行録19章20節にはこうあります。「このようにして、主のことばはますます勢いよく広まり、力を増していった。」

主のことばである福音は、それを聴く人を新しく造り変え、その人を通して、新しい生き方を世界に広げていきます。人間関係においても、金銭の使い方においても、自己中心から神中心の価値観へと変えていくのです。そのとき、神のことばは、人と人とを結びつけ、それぞれに与えられた神の賜物を共有させます。奉仕とか、献金とかは、ささげ切ったときに自分の手から離れていってしまうものではなく、むしろ神にあって共有され、さらに大きな目的のために神が用いてくださるのです。こうした導きの中で、神のことばは歴史の中で広がり、今も力を増しながら、あなたのところに伝わっているのです。