2008年8月11日(月)幸いである

いかがお過ごしでしょうか。羽生栄光教会の村田寿和です。
新約聖書、ルカによる福音書6章20節にこう記されています。

さて、イエスは目を上げ弟子たちを見て言われた。「貧しい人々は、幸いである、神の国はあなたがたのものである。」

この「貧しい人々」とは、あらゆる貧しさのゆえに、神に依り頼んで生きている人々、神さまの慰めを心の支えとして生きている人々のことです。イエスさまは、その貧しい人々を「幸いである」と言われました。これは、世の常識に反する教えです。貧しいよりも富んでいる方が幸いだ。それが、世の常識です。しかし、イエスさまは、それをひっくり返すかのように、「貧しい人々は、幸いである。」と言われたのです。なぜなら、神の国は、その貧しい人々のものであるからです。富んでいる人々は、もう慰めを受けているので、神さまからの慰めを求めようとはしないのです。それゆえ彼らは、イエス・キリストにおいて到来している、神の国の祝福に、あずかろうとはしないのです。それはまさしく不幸なことです。

様々な困難に出会うとき、どうかあなたも、「貧しい人々は、幸いである、神の国はあなたがたのものである。」このイエスさまのお言葉を思い起こしてください。神さまに寄りすがって生きるとき、あなたにも神の国の祝福は与えられるのです。