2008年8月18日(月)自分だって

いかがお過ごしですか。新浦安教会の芦田高之です。

私は三人の子供の親です。三人ともずいぶん大きくなりました。親というものは、子供に対してよく助言します。助言するというと、体裁がいいですが、しばしばガミガミ文句を言います。もちろん子供のことを思っての親心から出てくる助言、文句、忠告です。
私も子供に対して、もちろん子供のことを思ってのことですが、よく忠告をします。忠告、助言を与えても一向に聞こうとしないと、ものすごくイライラしてきます。我慢できなくなる時もあります。
ところが、子供に腹を立てた後、何度も思い出すことがあります。
「おいおい、自分だって20年、30年、40年前、同じことをしていたじゃないか。」
自分だって、おんなじようなことを繰り返して、実は私の親をいら立たせていたのに、当時は全然そのことに気付かなかった、という事実を、自分が親になって何度も何度も経験します。

聖書にこういう言葉があります。
「あなたは、相手の目の中にあるおがくずは見えるのに、自分の目の中にある丸太には気がつかない」という主イエスの言葉です。

本当に自分のことは見えないんですね。
自分自身大きな間違いを気付かないまま生きて来ていても、それでも、天の神様は大きな心で私を受け入れ、赦し、愛し続けていてくださる。子供にガミガミ文句を言っては、神様の大きな愛、懐の広さに思いを向けさせられる今日この頃です。