2008年9月23日(火)いろいろな試練に悩む

ご機嫌いかがですか。勝田台教会の安田恵嗣です。
ペテロの手紙一 1章6節に次のような御言葉が記されています。

「今しばらくの間、いろいろな試練に悩まなければならないかもしれませんが」。

今の時点の生活のことを考えながらペトロは、現実の試練がどんなに苦しいものであったとしても、その中でなお喜ぶ事ができることを告げ知らせています。それは、「神の力によって守られている」ことを思っているからであります。つまり、神の守りを信じている者は、この世で様々の試練に出会い、時には苦しみ悩むことがあったとしても、それらに打ち勝って喜んでいるはずだというのであります。なぜならば、試練はどんなにひどいものだとしても、「今しばらくの間」であって、いつまでも続くものではないからであります。ちょうど雨や嵐が過ぎますと、晴天が来ますように、苦難の後には、必ず喜びが来ます。
旧約の詩人が、「ひととき、お怒りになっても/命を得させることを御旨としてくださる。泣きながら夜を過ごす人にも/喜びの歌と共に朝を迎えされてくださる」(詩篇30篇6節)とうたっていますように、神の守りを身に受けている人は、どのような苦難の中にありましても、希望をもって喜ぶことができるのであります。

今、悩み、不安の中におられる方がいますならば、その悩み、不安を、避ける道ではなく、その悩みの中においても喜ぶことができるほんとうの信仰を味わっていただきたいのです。