2008年9月25日(木)神が心にかけてくださる

ご機嫌いかがですか。勝田台教会の安田恵嗣です。
ペトロの手紙一 5章7節に次のような御言葉が記されています。

「思い煩いは、何もかも神にお任せしなさい。神が、あなたがたのことを心にかけてくださるからです」。

はっきりと神さまに思い煩いをお任せすると言っています。ここで一つ大事なことがあります。ここで語られている「思い煩い」は、今夜のおかずをどうしようかというようなことではありません。毎日の思い煩いの根のところにある、自分の命について、絶えず自分が不安を抱くということです。そのために自分で何もかも、自分の命のことまで面倒見なければ気がすまないと思い込んでしまうことです。自分の手で解決しないと気がすまなかったり、苛立ったり、放り出したりする生活をするということです。聖書は、そういう「思い煩い」を神さまに委ねようというのです。なぜ、そのように言うのでしょうか。神が心にかけてくださるからです。他に理由はありません。神さまが、心にかけていてくださる、それでいいではないか。
神さまが、私たちのために思い煩っていてくださるから、もう心配はやめましょう。きれいさっぱり一切を委ねるのです。神さまに全部お任せするのは申し訳ない、それでは心もとない、このところだけ自分で心配するというのではなくて、すべてを神さまに委ねましょう。

本当は、自分で自分の面倒など見きれないのではないでしょうか。自分で面倒見きれない最も深いところまで、神はご自分の顧みのうちに置いていてくださるのです。