2008年10月6日(月)キリストの系図

いかがお過ごしでしょうか。東京教会の今井献です。
新約聖書は、マタイ福音書1章1節以下、イエス・キリストの系図から始まっています。クリスチャンの中には、最初この系図から読み始めて嫌になった。しかし、とにかく読んでみたと言う方が大勢います。あなたはいかがだったでしょうか。
この系図には大切なことが教えられています。そのひとつは6節に「ダビデはウリヤの妻によってソロモンをもうけ」と書いてあることです。
ダビデとは、立派な信仰者ダビデ王のことです。1章1節には「ダビデの子、イエス・キリストの系図」とあるほど、ダビデは強調されています。

しかし、ダビデは、ウリヤという自分の部下であり、立派な兵士の妻によってソロモンをもうけました。今で言う不倫をし、名前をバト・シェバという人妻を寝取ったのです。しかも、この罪がばれそうになったとき、夫ウリヤを殺してしまいました。この有名なお話は、旧約聖書サムエル記下11章に記されています。
聖書は、不倫はゆるされていると教えているのではありません。ダビデでさえ恐ろしい罪を犯した。人類の歴史は罪に支配されているので、救い主が必要であることを系図を用いて教えているのです。

今も、救い主であるイエス・キリストを知らないでは、わたしたちは罪の奴隷であり、神の前に惨めな罪人なのです。どうか、イエス・キリストを救い主と信じ、救いの歴史に連なる者となってください。そのために、聖書を繰り返し読んでください。