2008年12月29日(月)わたしの助けは来る

ご機嫌いかがでしょうか。勝田台教会の安田恵嗣です。
あなたはこの一年どのようなことがあったでしょうか。嬉しいこと、愉しいこともたくさんあったことでしょう。しかし、悲しいことや苦しいこともあったかもしれません。けれども神さまに守られて、今日を迎える事ができました。必ず、神さまが守り支えてくださることを信じて、平安な心で新しい一年を迎えたいと思います。

さて、詩編121篇の最初は、「目を上げて、わたしは山々を仰ぐ。わたしの助けはどこからくるのか。わたしの助けは来る。天地を造られた主のもとから」と歌われます。この「山」とは、自分の力ではどうすることもできない大きな問題です。巡礼者は、自分の助けが「山」から来るというのではなく、「天地を造られた主」から来ると信じました。この山の前に消えてしまいそうな小さな自分を、天地を造り、全能の力で支配しておられる方が助け、守ってくださると信じて立つことができたのです。

このようにして、「主がすべての災いを遠ざけて、あなたを見守り、あなたの魂を見守ってくださる」、この確信に支えられて、私たちは自分の巡礼の道をたどっていくことができるのです。巡礼の旅全体を神さまが守ってくださり、弱りやすく、萎えやすい「魂」を見守ってくださることが約束されています。この約束を握りしめながら、つらく苦しい人生の只中、足をすくわれるような試練に直面して、途方に暮れながら山々を見上げるとき、そこで「わたしの助けは、天地を造られた主から来る」そのことを、もう一度確信して、足取りを支えられて歩んでいきたいと願います。