2009年1月26日(月)あなたの指定席

いかがお過ごしですか。新所沢教会の長石です。
先日あるクラッシックコンサートの招待券を頂いたので行ってきました。但しその指定席は最上階の最後部で、演奏者の顔はほとんど見えない席でした。生演奏とはいえ、普段テレビの大映しの映像になれているだけに、少し物足りなく感じました。しかしホールの音響が良く、演奏も素晴らしかったために十分満足して帰ってきました。しかしそれだけが満足の理由ではなかったと思います。
まず指定席はそこに座る人に安心を与えます。電車やバスで旅行する時も自由席にはない自分だけに備えられた席という安心感があるのです。私たちの日々の営みも、神が私たちに与えてくださるたくさんの指定席で満ちています。自分の命や日々の営みを、神が備えてくださった恵みという信仰の目で見つめ直すことは大切です。
ヨハネ福音書15章16節でイエスはこう言われました。

「あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ。あなたがたが出かけて行って実を結び、その実が残るようにと、また、わたしの名によって父に願うものは何でも与えられるようにと、わたしがあなたがたを任命したのである。」

ですから、人と比べてどの席に着くかは重要ではありません。大切な事は神があなたのために常に最善の席を備えてくださるという事実です。それは信仰によって分かる事実です。