2009年1月29日(木)声に出して

いかがお過ごしですか。新所沢教会の長石です。
先日寝室のベッドの上に大きな野良猫が寝ていてびっくりしました。夜、部屋の電気を点けたら、布団の上で寝込んでいたのです。わが家にはチャピという5才の雄猫がいますが、その縄張りを侵して、家の中まで入ってくるようになったのです。猫の世界にも力関係があるようで、残念ながらチャピは、今のところ、押されっぱなしという現状です。

私たちも他人事ではなく、気をつけないと、自分の立っている場所が、少しずつ何者かに侵されるということが起こります。自分の力では到底解決できない問題につぶされそうになることがあります。そんな時、詩編の言葉は、私たちに解決の道を具体的に教えてくれます。
例えば詩編142編2節にはこうあります。

「声をあげ、主に向かって叫び、声をあげ、主に向かって憐れみを求めよう。御前に私の悩みを注ぎ出し、御前に苦しみを訴えよう。」

ここから三つの解決の道が示されます。一つは単純率直に神に助けを求めることです。二つは、詩編の祈りを自分の祈りとしてそのまま祈ることです。三つは、その祈りは神の言葉である以上、神の御心に沿った祈りとして必ず聞かれるということです。
詩編の祈りは、理屈以前に、生ける神と向き合う人なら、誰にでも分る信仰の手引きです。ぜひあなたも声に出して読んでみて下さい。