2009年2月11日(水)虚無感への処方箋

ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井です。
あなたは毎日の生活の中で、自分の人生にむなしさを感じることがありませんか。私はちょうど20歳頃に、「自分の人生には本当に意味があるのだろうか」。「自分が生きる意味など本当にあるのだろうか」と真剣に悩んだことがありました。当時、その答えを見いだせない私にとって毎日の生活は砂を噛むように味気なく、虚無感が心を支配して、新しい日が訪れることすら憂鬱に感じられたのです。

旧約聖書に登場するアブラハムと言う人物はある日、自分を招いてくださる神様の声を聴いて、生まれ故郷を捨てて旅にでました。そして神様が示してくださる場所へと出発したのです。しかし、アブラハムはこのとき自分ではそのたびの目的地をはっきりとは知らなかったのです。そんなアブラハムが途中様々な困難を経ながらも、人生の旅を続けることができた秘訣があります。それは神様が必ず自分の人生の目的地を準備してくださっていると信じたことです。だから彼は自分の人生で起こることは何一つ無駄にはならないと考えることができたのです。

私たちが虚しさから解放されるためには、自分の人生には確かな目的があることを知らなければなりません。そのためには私たちもアブラハムと同じように神様を信頼して歩む必要があるのです。主はアブラハムに言われました。

聖書の言葉
「あなたは生まれ故郷/父の家を離れて/わたしが示す地に行きなさい。」創世記12章1節です。