2009年3月11日(水)イエスの憐れみ

お元気にお過ごしですか。いずみ教会の小堀です。今日もご一緒に神様を見上げて歩んでまいりましょう。

イエス様が、洗礼者ヨハネの死を知らされた時に、心乱されているヨハネの弟子達に、「天国で再会出来るよ!!」このような、希望を与えるお話をされたのでも、また偉大な預言者の洗礼者ヨハネの死によって、多くの人々に疑いの心が起こらないように、神の御心について、教えようとされたのでもありませんでした。
目の前の人々にイエス様は「舟から上がり、大勢の群衆を見て飼い主のいない羊のような有様を深く憐れみ、色々と教え始められた」(マタイ14:14)。
このように聖書は言っています。この深く憐れむという御言葉は、元々「はらわた」を意味しています。そこは、私達の感情の生まれる場なのです。つまり、イエスと言うお方は目の前にいる人々の悲しみに合わせて、お腹の底から「ああ…」と共感して下さるお方です。

私達が、「神がおられるならば、どうして、こんな事が起こるんだろう」思ってしまうときに、イエスさまは、その疑いの心に、疑問にお答えになられる前に、「ああ…」と苦しむ者と共に苦しみ、悩むものとともにになやんでくださる、そういうお方なのです。そしてイエス様のこの哀れみの心が動機となって、イエスさまは後に5千人の給食という偉大な奇跡を行なわれていったのです。
イエスさまはあなたを深く憐れんでくださるお方です。深い哀れみを持ってあなたを祝福してくださるお方です。そしてあなたを罪から救ってくださるお方です。今日もこのお方とご一緒に、歩んでまいりましょう。それではまた、御機嫌よう。