2009年4月29日(水)個性を見出す

いかがお過ごしですか。新所沢教会の長石です。
昨年4月から、私はもう一つの教会の奉仕をさせていただいています。それは隣の教会に牧師が与えられるまで、代理牧師として兼務する働きです。これは私にとって貴重な経験です。というのは、教会の内部に入って教会に仕える働き自体が光栄なことであり、それを二つも経験できることは、大きな恵みだからです。お陰で外からは見えないその教会の良さも、よく分かりました。

コリントの信徒への手紙第一11章27節には次の言葉があります。
「あなたがたはキリストの体であり、また、一人一人はその部分です。」

この言葉が教えるように教会を構成する一人一人は、キリストの体として一つの命で結ばれ、また互いの個性を発揮するよう組み合わされています。そういう意味で教会という交わりの場は、キリストを信じる共通の信仰に立ちながら、まったく異なる者同士が互いの個性を発揮しつつ、バランスよく組み合わされて成り立つ人間関係社会です。ですから教会は、同じ考えに束縛されるところではありません。むしろ神がその人に与えられた個性が花開く場、それが最もよい形で用いられる調和の場です。それは各人の自己実現のみならず、神の救いのご計画が実現する場です。

あなたも教会に来てキリストの救いにあずかり、あなた自身に与えられた本来の個性を発見してください。