2009年4月30日(木)永遠の命への入り口

いかがお過ごしですか。新所沢教会の長石です。
今年、私が奉仕している教会では、伝道開始50周年記念事業として、市内に教会専用の墓地を取得し、建設することができました。その墓石には、ヨハネ11章25節のイエスの御言葉を刻みました。

「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。」

イエスは、この御言葉によって二つのことを宣言しておられます。一つは、すべての人間を支配してきた死を、イエスがご自身の復活によって滅ぼされたということ。もう一つは、死が滅ぼされたことによって、イエスを信じる者は死ぬことはなく、古い命から、新しい命へと移されることです。

私たちの地上の生涯には、必ず終わりが来ます。しかしそれは墓の中に入って終わるのではなく、永遠の命に入ることによって終わるのです。その意味で地上の生涯の終わりは、新しい命の始まりでもあります。ちょうどイエスが、十字架の死をとおして復活されたように、私たちの永遠の命も、古い人が滅びることによって始まるのです。
実際、イエスの復活が歴史の中で起こって以来、墓地はイエスを信じる者にとって、もはや終着点ではなく、新しい命への入り口としての意味が与えられました。先祖の供養や、個人の永眠のためではなく、キリストの復活と、永遠の命の約束を証しすることが、教会の墓地の使命となったのです。