2009年6月8日(月)見上げて救われる

いかがお過ごしですか。新浦安教会の芦田高之です。
アメリカの映画などを見ると、救急車や病院のしるしとして、蛇が用いられているのをご覧になられた方がいらっしゃるかもしれません。

これは、昔、イスラエルの民たちが、荒野を旅している時に起こった出来事がもとになっています。
神様がいつも一緒に居てくださり、必要なものは必ず備えてくださる、ということを何度もイスラエルに神様は教えて来られました。でも、イスラエルの民たちは、すぐにそんな神様のことを忘れて不平不満を言うようになりました。そんなイスラエルの人々を懲らしめるために、神様は、炎の蛇と呼ばれる、ものすごい毒蛇を送られました。それに噛まれた大勢のイスラエルの人々は、死の苦しみを味わいました。そして、神様に赦しを願いました。
その願い、祈りに応えて神様は、指導者モーセに青銅で蛇を作って、それを旗竿の先に掲げるようにと、命ぜられました。そして、その青銅の蛇を仰ぎ見るものは救われる、とおっしゃいました。
蛇にかまれて苦しみもだえ、死の苦しみを味わっていた多くの者たちは、竿に掲げられている青銅の蛇を仰ぎ見ました。そして、その者たちは、死の苦しみから救われました。

アメリカの医療機関や救急車に蛇のマークがあるのは、イスラエルが荒野で青銅の蛇を見上げて、死の苦しみから救われたこの出来事がもとになっています。

神様の救いの約束を、ただただ、信じて、心の目を注ぐなら救われる!このことを、蛇のしるしは私たちに教えているのです。