2009年6月9日(火)十字架を見上げて

いかがお過ごしですか。新浦安教会の芦田高之です。
昔、神様に背いたイスラエルの人々に、神様は懲らしめのために、炎の蛇を投げ込まれました。それに噛まれた多くのイスラエルの人々は燃えるような痛みで死にました。でも、助けを求めると、神様は、指導者モーセに命じて、青銅で炎の蛇を造らせ、それを旗竿に掲げるように命じました。そして、その青銅の蛇を仰ぎ見た者は、死の苦しみから救われ、命へと移される、と約束されました。
そのお約束を信じて、苦しみのたうちまわりながら、心と、目だけを動かして、その青銅の蛇を仰ぎ見た者は救われて行きました。

この旧約聖書にあるエピソードを主イエス・キリストは、お用いになりました。あの時、青銅の蛇が旗竿の先に掲(かか)げられて、それを仰ぎ見た者は救われた。それと同じように、イエス様御自身も木に架けられて上げられる、と御自分の十字架の死と復活を予告されました。

昔、青銅の蛇を仰ぎ見た者は、「神様が、それを仰ぎ見た者は救われる」と、おっしゃったそのお言葉を信じました。信じたので、その青銅の蛇を仰ぎ見ました。そしてお約束通り救われました。

同じように、イエス様も十字架という木に上げられて、死んで、三日目に甦られました。「このお方が、私の『罪という死の病』から救ってくださる」と、信じる。そして、心の目で、十字架に架けられたイエス様を私の救い主として見上げる。そうすれば、あなたは、永遠に生きるものとされる。これが、聖書の、そして神様のお約束です。