2009年8月12日(水)初穂としてのキリスト

いかがお過ごしですか。新所沢教会の長石です。
キリストの復活について語る聖書の言葉に次の一節があります。

「しかし、実際、キリストは死者の中から復活し、眠りについた人たちの初穂となられました。死が一人の人によって来たのだから、死者の復活も一人の人によって来るのです。」コリントの信徒への手紙第一 15章にある言葉です。

この言葉はキリストの復活について、三つのことを教えています。第一に、キリストの復活は、実際に起こったこと。第二に、キリストの復活は、眠りについた多くの人たちの初穂であること。第三に、キリストの復活は、この世から死を追い払う出来事であったことです。

このように聖書が教えるキリストの復活とは、一人の人に起こった一回限りの奇跡ではなく、この世にもたらされた永遠の命の始まりです。人類がみな、最初のアダムの罪によって死ぬ者となったように、神は最後のアダム、すなわちイエス・キリストによって永遠の命を受ける者として下さったのです。
キリストに結び合わされた者は、キリストを信じる信仰を神からいただき、キリストにある永遠の命をいただきます。そのようにキリストの復活が、初穂として、事実起こったのなら、それは必ず畑全体の収穫をもたらします。キリストに起こった奇跡は、あなたにも起こる奇跡の先取りです。どうかキリストを信じて、命を受けて下さい。