2009年8月24日(月)ひとりでは何もできません

ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井です。
「私のような未熟な人間は教会に行って、信仰を持つ資格はありません」。ときどき、教会にお誘いしようとする人の中で、こんなことを語られる方がおられます。信仰を持つには、自分が人間としてもっと立派に成長していなければならないと言うのです。もし、あなたがこのようなお考えで、教会に行くことを躊躇しておられるならば、その誤解を捨ててほしいのです。

確かに世間では信仰についてこのように誤解している人がいるようです。そして信仰生活とは一種の修行のようなもので、教会は完璧な人間になるために努力する場所と考える人がいます。しかし、教会は完璧な人が集まるところでは決してありません。むしろ、逆に「自分一人では何もできない。神様の助けがなければ自分は生きていけない」と考える人が教会には集まっているのです。

イエス様も聖書の中で、「私から離れては、あなたがたは何もできない」と私たちに教えられています。つまり、信仰とはこのイエス様なしには自分が生きられないということを私たちが素直に認めることである、と言えるのです。そして、この事実を認めて信仰を持つ私たちを、イエス様はいつも助けてくださると約束して下さっているのです。

聖書の言葉
「人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである」ヨハネによる福音書15章5節です。