2009年11月30日(月)受けるために捨てる

いかがお過ごしですか。新所沢教会の長石です。
持っているものを捨てるのは、結構難しいことです。いつの間にか山積みされた未整理の書類、いつの間にか身についてしまった悪い習慣、いつの間にかついてしまった体脂肪、数えればきりがありません。捨てることができれば、心身ともに健康になり、燃費も良くなって、人生が何倍にも豊かになるでしょう。しかし分かってはいても、捨て切れないのが私たちです。
ところがその反対の生き方を貫かれた方がいます。

「わたしは命を、再び受けるために、捨てる。それゆえ、父はわたしを愛してくださる。」ヨハネ10章17節のイエスの言葉です。

これはイエスが、ご自分の十字架の死と復活を前に語られたもので、救い主の使命を明らかにしておられるのです。不要なものでさえ捨て切れない私たち。しかしイエスは、罪のない、真に価値あるご自分の命を捨てることによって、私たちに代わって神の前に罪の償いを果たして下さいました。そこで神は、イエスの自己犠牲に報いて復活させ、イエスを信じる者には罪の赦しと永遠の命を与えて下さいました。

受けるためにはまず捨てること。そのように私たちの救いは、元をたどれば、自分の命を捨てられたイエスの自己犠牲に始まるのです。神はあなたがイエスを信じる時、主と共に自分を捨てたと見なし、復活の命を下さいます。これが聖なる福音です。