2009年12月30日(水)恵みとしていただく

いかがお過ごしでしょうか。江古田教会の風間義信です。
今年もそれぞれ一年を過ごすことが出来たことを、感謝しましょう。その毎日の生活の中で、あまり考えないことかもしれませんが、し続けているものがあります。それが呼吸です。体の具合が悪くなった時や疲れた時など、たくさん酸素を取り入れないといけない時には意識しますが、普段は当たり前のように吸ったり吐いたりしています。そしてこれがあるからこそ、私たちは生きています。
この一年の私たちの歩みも、決して当たり前のものではありませんでした。そこには私たちの気付かなかった数々の祝福があります。聖書ではそれを「恵み」と言っています。これは神様から一方的に与えられるもので、私たちが愛されているからこそいただいているものです。

新約聖書エフェソの信徒への手紙2章8節にはこうあります。「事実、あなたがたは、恵みにより、信仰によって救われました。このことは、自らの力によるのではなく、神の賜物です。」
このように、私たちがイエス・キリストを信じるとするならば、それは、私たちに対する神様のプレゼントです。ですから、この聖書の言葉は、続いて「行いによるのではありません。それは、だれも誇ることがないためなのです。」と言っています。

いただいたものを誇るのではなく、心から感謝していく、そこに信仰生活の祝福があります。この一年いただいたものを感謝していくところに、新しい一年の扉が開かれていくことでしょう。