2009年12月31日(木)ひたすら祈る

いかがお過ごしでしょうか。江古田教会の風間義信です。
とうとう今年も最後の一日となりました。一年を終えるにあたり、心静まって祈ることはいかがでしょうか。祈るために時間を使うことは、簡単なことではないかもしれません。けれども、祈りはそれだけではありません。

新約聖書のコロサイの信徒への手紙4章2節には「目を覚まして感謝を込め、ひたすら祈りなさい。」とあります。

「ひたすら祈りなさい。」と言われたからといって、24時間目を覚まして祈り続けるなどということは出来ません。
そのように私たちを追い込み、出来ない自分を責めさせるために、祈りがあるのではありません。そうではなく、これはあなたの祈りの聞き手である方としっかりとつながっていなさいと言っても良いでしょう。たとえ私たちの側が忙しく、その文字通り、心を亡くしているような中にあっても、神様は決して忙しくて私たちを忘れることなどありません。なぜなら、心を亡くされること、祈りに耳を傾けることを忘れることなどないお方だからです。

それは、人となられた神、イエス・キリストが、マタイによる福音書の最後で、「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」(28:20)と言われているように、神様が私たちと共におられ、忘れがちな私たちの心をしっかりと捕らえてくださっているからです。その方が、私たちに「目を覚まして感謝を込め、ひたすら祈りなさい。」と今日も励まし、支えてくださっているのです。