2010年2月9日(火)神の独り子、イエス・キリスト

お元気ですか。横浜中央教会の立石です。
今週はキリスト教会で最も古い信仰告白文である「使徒信条」というものを学んでいます。「我は天地の造り主、全能の父なる神を信ず」ということばを昨日学びました。今日はその続きです。「我はその独り子、我らの主、イエス・キリスト信ず」。さて当たり前のことですが、私たちはイエス・キリストを信じるのです。なぜでしょうか。それはこの方が「我らの主」であり、私たちの人生を導いてくださる方だからです。

さて先月のお正月には、昔ながらの凧揚げの遊びをされた方もおられるでしょう。最近の凧は二本の糸で操るスポーツカイトなどという進化したものが現れていますね。急上昇や急降下、水平に飛んだり、ダンスをしたりと、操縦者の意のままに、まるで生き物のように空を飛びますね。しかしこのスポーツカイトも、糸が切れれば、たちまち墜落してしまいます。凧はその所有者であるご主人と、しっかりと糸で結ばれているから、空を泳ぐことができるのです。

私は凧ではない、自分の意志で飛んでいるんだと言う方もおられるでしょう。しかし良く考えてみますと、私たちは自分の意志でこの世に生まれてきたのでもなければ、自分の意志で死んでいくこともできません。もし私たちがご主人であるイエス・キリストの糸につながっていなければ、この世の風にあおられてどこへ飛んで行ってしまうかわかりません。しかし私をしっかりとつかまえていてくださるご主人は、最高の操縦者ですから、台風の中でも、風がない時でも、人生という空を、高く高く飛ばせてくださるのです。