2010年3月17日(水)光あれ

いかがお過ごしですか。新所沢教会の長石です。
聖書が語る天地創造物語の冒頭には「光あれ」という言葉があります。これは神が天地万物を創造するにあたり、最初に語られた言葉です。そしてその通り、最初に光が造られました。但しこの光は目に見える光線のことではありません。むしろこの光は、神のことば、すなわち後にイエス・キリストにおいて人間に与えられる神の命を表わしていたのです。
実際ヨハネ福音書は、その冒頭において天地創造の物語に秘められた深い意味を明らかにしています。

「万物は言によって成った。成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。言の内に命があった。命は人間を照らす光であった。」

そのように世界は神の言によって造られ、保たれています。それにもかかわらず神の言を無視して生きることは、光の中に闇を見ようとするほどに無意味なことです。

同様に神に造られていながら、神を否定して生きることは矛盾であり、倒錯した人生を生きることなのです。世の光として来られたイエス・キリストは、「光あれ」と言葉をもって創造された世界と人間を、本来の状態へと戻すために来られたお方です。あなたが神の言を読み、キリストに出会うなら、「光あれ」と命じられた神の言によって、あなた自身が、永遠の光と命で満たされます。神と共に生きること、それが本来の秩序なのです。