2010年6月30日(水)本当の新しさとは

いかがお過ごしですか。新所沢教会の長石です。
新製品とか、新情報とか、私たちの周りには新しいものが次々と現れては消えていきます。新しく出た製品も、発売当初は新しくても、次々と出てくる新製品の前には、すぐに古くなるからです。

そうしてみると本当の新しさとは何なのか、改めて考えさせられます。イエスは言われました。「新しいぶどう酒を古い革袋に入れる者はいない。そんなことをすれば、革袋は破れ、ぶどう酒は流れ出て、革袋もだめになる。新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れるものだ。そうすれば、両方とも長もちする。」マタイ福音書9章17節の言葉です。
イエスはこの時ご自分と弟子たちの関係を、新しいぶどう酒と新しい革袋に譬えることによって、洗礼者ヨハネの時代まで続いた旧約時代の終わりを告げ、彼らが待ち望んだメシアの時代、すなわちイエスによって始まる新約の時代を告げられたのです。断食を必要とする洗礼者ヨハネとその弟子たちの律法中心の生活から、イエスとその弟子たちの新しい福音中心の生活へと、時代は進展していたからです。

私たちも、今そのような新しい時代に生きています。イエスを信じる信仰だけで私たちは永遠の命を受けます。そして人はキリストによって、決して古びることのない革袋とされるのです。これが聖書が教える新しさであり、決して古びることのない生き方なのです。