2010年8月10日(火)イエスの言われる神殿

ごきげんいかがですか。羽生栄光教会の村田寿和です。
新約聖書のヨハネによる福音書に、イエスさまが神殿から商売人を追い出したお話が記されています。イエスさまは、縄で鞭を作り、羊や牛をすべて境内から追い出し、両替人の金をまき散らし、その台を倒されました。そして、「このような物をここから運びだせ。わたしの父の家を商売の家としてはならない」(ヨハネ2:16)と言われたのです。イエスさまは神殿を「わたしの父の家」と言われました。

神の独り子であるイエスさまは、祈りの家であるはずの神殿が、商売の家となっていたことに我慢がならなかったのです。神殿から商売人を追い出すという暴挙に対して、神殿を管理していた指導者たちは、「あなたはこんなことをするからには、どんなしるしを私たちに見せるつもりか」と言いました。それに対してイエスさまは「この神殿を壊してみよ。三日で建て直してみせる」と答えられたのです。

聖書は、イエスさまの言われる神殿とは御自分の体のことであったと記しておりますけども、イエスさまはその御言葉通り、十字架の死から三日目に復活されました。そのようにしてイエス・キリストは、すべての人が神さまを礼拝することのできる神殿となられたのです。