2010年9月13日(月)日用の糧を今日も与えたまえ

お元気ですか。横浜中央教会の立石です。
先日アイスクリームを食べました。ものすごい痛みでした。虫歯だったのです。冷たいものも熱いものもだめです。歯医者さんに行くのがめんどうで放っておいたらこのありさまです。もう普通に食べることができません。

さてイエス様が教えてくださった主の祈りには6つの祈りがあります。最初の3つが神様に関する祈りで、後の3つが私たちに関する祈りですが、その最初は「我らの日用の糧を今日も与えたまえ」という祈りです。神様をほめたたえてきた後にいきなり「食べ物を下さい」という祈りは唐突な感じがします。

しかし考えて見ますと、私たちが日々食物をいただくことができるためには、たくさんの要素が全部クリアーできていなければならないのです。
まず太陽と雨がほどよく与えられて作物が実り、飢きんになっていないこと。次に私自身の健康が守られていること、虫歯もそうですが、胃や腸の病気になると食事制限になります。次に輸送手段です。戦争でも起こったら、農村から都会へ農作物を運ぶトラックが動けなくなります。石油の輸入が止まってしまってもトラックは動きません。また会社が倒産してお金がなくなってしまえばパンを買うこともできません。いやたとえ食卓に豊かな食べ物があっても、家族同士がいさかいあっていて、顔を合わせるのが苦痛になっているような家庭では、家族団らんのテーブルはありません。そこには「えさ」はあっても、食事ではありません。

これらすべてが「日用の糧を今日も与えたまえ」という祈りの背後にあるのです。今日もこの祈りを真剣に祈りましょう。