2010年9月16日(木)詩編第1編

お元気ですか。横浜中央教会の立石です。
今日は旧約聖書の詩編第1編をご紹介しましょう。

「いかに幸いなことか。神に逆らう者の計らいに従って歩まず、罪ある者の道にとどまらず、傲慢な者と共に座らず、主の教えを愛し、その教えを昼も夜も口ずさむ人。その人は流れのほとりに植えられた木。ときが巡り来れば実を結び、葉もしおれることがない。その人のすることはすべて、繁栄をもたらす。神に逆らう者はそうではない。彼は風に吹き飛ばされるもみ殻。神に逆らう者は裁きに堪えず、罪ある者は神に従う人の集いに堪えない。神に従う人の道を主は知っていてくださる。神に逆らう者の道は滅びに至る。」

この詩編は神様を愛し、その教えを守る者の行く末と、神に逆らう罪ある者の行く末を比較しています。そして救いと滅びの道を際立たせています。

最初の出だしでは、歩まず、とどまらず、座らずと、悪い者にからめ捕られていく愚かな者をユーモラスに描いていまして、そうならないようにと警告しています。私はここを読む度に、よく駅のそばでやっているキャッチセールスを思い出します。
キャッチセールスに最初、呼び止められても私たちはすぐ離れ去りますが、一緒に歩いている内に、「映画のタダ券があるんだよ」などという言葉につい留まってしまい、そのうちに、うまい言葉に誘われて、喫茶店にでも連れ込まれて、座ってしまう。これで終わりと言うというわけですね。

まぁ、この詩編は3000年も昔の歌ですけれども、現代のキャッチセールスのプロセスを良く表しているようですね。君子危うきに近寄らずという言葉があります。どうぞ聖書の言葉で武装して町に出ましょう。