2010年9月24日(金)主の力を信じて

いかがお過ごしでしょうか。草加松原教会の千ヶ崎基です。
今日も神様の御言葉に耳を傾けていきましょう。

マタイによる福音書16章5節から12節に、イエス様と弟子たちのやり取りが記されています。ある時、弟子たちは、旅をする上で欠かせないパンを持っていくのを忘れました。その時、イエス様は「ファリサイ派とサドカイ派の人々のパン種によく注意しなさい」と言われました。弟子たちは、「パンを忘れたから注意されている」と思いましたが、イエス様の意図は違うところにありました。

なぜ彼らはイエス様の真意を見失ったのか。それは、これまで奇跡を行ってきたイエス様の力そのものを忘れ去っていたからです。イエス様は、旅路の中で人々の必要を満たしてこられました。そのイエス様の力を忘れていなければ、イエス様の思いを正しく理解できたはずです。でも、イエス様の力を忘れた時に、思い煩いが心を覆い、イエス様の言葉の意味、御心を理解できなくなったのです。

ファリサイ派やサドカイ派の人々のように、最初からイエス様を受け入れないという気持ちではなく、ただ一つだけ現されたしるし、イエス様が十字架につけられ、死んで葬られ、三日目に復活をされた姿をただ一途に見続ける。十字架の意味を考え続ける。
それがイエス様を疑わずに信じるただ一つの秘訣です。イエス様を信じる心、十字架のイエス様を信頼して生きることが、私たちの毎日を輝かせることを信じる人は幸いです。