2010年11月15日(月)恵みを受ける

ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。
新約聖書ヨハネによる福音書の1章16節に次のような言葉があります。「わたしたちは皆、この方の満ちあふれる豊かさの中から、恵みの上に、更に恵みを受けた。」。「この方」というのは、イエス・キリストのことです。イエス・キリストの満ちあふれる豊かさの中から、次から次へと恵みを受けたという意味です。キリスト教は、そのようにイエス・キリストから恵みを受ける宗教です。次から次へと恵みを受ける宗教です。いっぺんに、どかっと与えられるというよりも、次から次へという形です。

私たちの生活は、いいこともあれば悪いことも起こります。病気もあれば、苦しみもあります。喜びもあれば悲しみもあります。悪いことや苦しみがなくなるというわけではありません。しかし、そういう一つ一つの上に、恵みが与えられるというのです。病気のときに必要な恵み、苦しみのときに必要な恵み、それぞれに与えられる恵みがあります。それは、一人一人が、それぞれの生活の中で経験していくことです。経験できることです。ですからヨハネも、私たちは皆、「恵みを受けた」「恵みを受け続けてきた」と、経験したことを言っているわけです。

イエス様の弟子のパウロも、治らない病気を抱える中で、一生懸命祈ったときに、そこにあるキリストの十分な恵みを見出すことができました。あなたも経験できることです。神様に祈りましょう。聖書を学び続けましょう。イエス・キリストの恵みをいただけるようになります。恵みを見いだせるようになります。