2012年1月30日(月)試練に出会う喜び

 ごきげんいかがですか。羽生栄光教会の村田寿和です。
 新約聖書のヤコブの手紙第1章2節から4節に次のように記されています。

 「わたしの兄弟たち、いろいろな試練に出会うときは、この上ない喜びと思いなさい。信仰が試されることで忍耐が生じると、あなたがたは知っています。あくまでも忍耐しなさい。そうすれば、完全で申し分なく、何一つ欠けたところのない人になります。」

 ヤコブは「いろいろな試練に出会うときは、この上ない喜びと思いなさい」と語っています。このように聞いて驚かれる方も多いのではないでしょうか?なぜなら、私たちはできれば試練に遭いたくないと考えているからです。しかし、ヤコブは試練によって信仰が試され、忍耐が生じ、完全な人になると語ります。試練は私たちの信仰を鍛える訓練のときでもあるのです。また、試練は神様に出会うときでもあります。旧約聖書の詩人は次のように歌っています。「卑しめられたのはわたしのために良いことでした。わたしはあなたの掟を学ぶようになりました」(詩編110編71節)。

 このように試練は信仰が訓練されるときであり、神様に出会うときでもあるのです。それゆえ、ヤコブは「いろいろな試練に出会うときは、この上ない喜びと思いなさい」と私たちに語るのです。