2013年5月31日(金)涙は神がおわかりになる言葉

 いかがお過ごしですか。三川栄二です。
 以前わたしは、ある出来事によって心が折れてしまい、立ち上がれなくなるという経験をしました。立ち上がろうにも、自分でもどうすることもできず、そうした自分を周りの人から理解してもらえない。そこでなお苦しみました。深い孤独の中で、涙があふれてきて止めることができませんでした。

 そんな中で次の詩に出会いました。
 「なぜ涙が出てくるのか、不思議に思いました。物事は、あてにしていたような結果にはなりませんでした。しかし神はそばにお立ちくださり、落ちる涙をご覧になっています。涙は神がおわかりになる言葉です。
 神は打ちひしがれた魂の涙をご覧になっています。神はあなたの涙をご覧になり、その落ちる涙の音を聞いておられます。神は人といっしょに泣いてくださり、手をとってくださいます。涙は神がおわかりになる言葉です。悲しみがあなたをみじめにするとき、涙を流させるのです。その重荷にとうてい耐えられないように思うでしょう。しかし、神はあなたをお忘れではありません。涙は神がおわかりになる言葉です」。

 聖書にこうあります。
 「あなたはわたしの嘆きを数えられたはずです。あなたの記録にそれが載っているではありませんか。あなたの革袋にわたしの涙を蓄えてください」。
 人知れずこぼす涙を、神は受けとめてくださいます。なぜなら涙は神がおわかりになる言葉だからです。